第45夜 Iris Prima

香りの展開にストーリーがある名香だけど…

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DATA

Name: Iris Prima (アイリスプリマ)
Brand:Penhaligon's
Launched in 2013
Perfumer:Alberto Morillas

My Episode

最初から謝っておく。
ごめんなさい。
今日の香りも、実はぼくの中での評価はとても低い。
ただ、何度も言うけど、それはあくまでもぼくの中でのことなので、一般的には非常に高い香りなんだと思う。
この香りもまさに柑橘系の代表格とも言える香り。
さっぱりとした香りを求めている人にはぴったりなんじゃないかと思う。
この香りはタイトル通り、プリマバレリーナをモチーフにしていて、ストーリー仕立てなっている。
トップの弾けるような香りは舞台の幕開け、ミドルは男女二人によるパ・ド・ドゥのような優雅な香り。トゥシューズをイメージしたレザリーでムスキーな香りに変化し、ラストノートは歴史ある劇場や稽古場を表現した香りへ移る。
ただ、ぼくの肌ではどうしても、ずっと柑橘系の香りが気になってしまって、そこで拒否反応が出てしまうのである。
ほんと、この香りが大好きな人が多いだろうことは容易に想像できるし、調香師のモリヤスさんも香水仲間の間ではものすごく有名で人気なんだけど、やっぱりぼくにはこの香りは縁遠い。

NOTES

Top note: Bergamot, Pink Pepper
Middle notes: Iris, Jasmine
Base notes: Leather, Benzoin, Vetiver, Sandalwood, Vanilla, Amber

香りの構成だけを見ると、ベースノートは本当にぼくの好きな香りばかりなのだが、やはりトップノートが苦手だとどうしてもその香りのイメージが強くて、拒否反応が出てしまうんだなぁということが良くわかる。

My Evalution

評価が★なのになんで持っているの?とか、なんでわざわざ取り上げるの?という意見もひょっとしたらあるかもしれないが、いろんな理由があって手元にある香水ということもあるし、最初は気になって買ったけど、つけているうちに苦手になってしまった香りというのもある。

さらに評価が低くても、それぞれの香水にはぼくなりの考えや想いがあるので、そういうものも載せていきたいと思っている。この香りが好きだという人には大変申し訳ないんだけど、香水というのは主観なので、それで良いと思っているのでご了承いただきたい。