第112夜 Honey Oud
蜂蜜とウードの甘やかな関係
DATA
Name: Honey Oud(ハニー・ウード)
Brand: Floris
Launched in 2014
Perfumer: unknown
My Episode
Florisのもう一本のウード系香水。昨日ご紹介したレザー・ウードとは正反対の香りと言って良いだろう。
こちらは、蜂蜜の甘さがウードと絡み合った香り。
しかし、蜂蜜の香りといってもいろいろだ。
こってりとしたベタベタな甘さもあれば、もう少し野性味のある香りもあるのだが、このフローリスの蜂蜜は単なる甘い香りではなく、野性味が感じられる、香りだ。良い意味での粗削りな甘さというか。
粗野な感じとでも言おうか。
そういう意味ではウードと非常に相性が良いかもしれない。
蜂蜜とウードの組み合わせと言えば、以前このブログでもご紹介したモンタルの「ハニー・ウード」がある。
1001perfumenights.hatenadiary.jp
どちらも蜂蜜とウードの組み合わせなのだが、同じ素材を使っていても、こんなにも印象が違うのか!と驚いてしまう。
モンタルの方はどちらかというとこってりとした、ベタベタ系の甘さを感じる香りだ。
その中にオリエンタルな雰囲気も感じられる。
だが、フローリスの方はもっと野性味あふれていて、かっこいい。甘さも最初だけで、あとはウード系の香りが強まる。
どちらも非常に香りとしてはまとまっているので、うまく使い分けたい。
NOTES
Top notes:Honey, Bergamot
Middle notes:Agarwood (Oud), Rose, Patchouli
Base notes:Agarwood (Oud), Amber, Vanilla, Labdanum, Musk
蜂蜜以外の甘さの要素としては、アンバーやバニラがあるけど、あまりそのあたりの甘さが自己主張していないところが良い。
My Evalution
★★★★
最初はピンとこなかったけど、だんだんと肌に馴染んでくる。ただ、インパクトという意味ではちょっと物足りなさも感じる。