少しダークな大人ヴァニラ

DATA
Name: Une Vanille (ユヌ・ヴァニーユ)
Brand: Obvious
Lauched in 2020
Perfumer: Anne-Sophie Behaghel and Amelie Bourgeois
100ml ¥17,600
My Episode
昨日に引き続き、ヴァニラの香り。
でも、昨日のルラボのヴァニラとはまったく違ったヴァニラ。
そして、今までこのブログで紹介したヴァニラとも違う。
ヴァニラは、日本人にもお馴染みの香料だし、香水だけでなく、お菓子とかアイスクリームなどでも親しまれている香りだ。
でも、だからこそこの香りは面白い。
良く知っている香りこそが、実は複雑なのではないだろうか。
なぜなら、良く知っているだけに、違いがわかるから。
ヴァニラと一言で言っても、芯は一緒でも方向性がまったく違うヴァニラもある。
例えば、このオブビアスの「ユヌヴァニーユ」は翳りのある少しダークなヴァニラだ。
決して陽ではない。陰だ。
纏った瞬間から、その少しダークな印象が始まる。
確かにヴァニラの甘さはあるのに、その奥に甘いだけじゃない何かが潜んでいる。
しかし、それはありがちなスモーキーとも違う。
何とも言えないビターで、渋い香り。
それは時間が経てば経つほど感じることができる。
この香水そのものは拡散性は低めだが、しばらくしてから鼻を肌につけると、ヴァニラの甘さはぐっと減り、革にも似た独特の香りを感じるのである。
この苦さがこの香水の評価の分かれ目かもしれない。
Notes
Top note: Tonka Bean
Middle note: Madagascar Vanilla
Base note: Musk
FRAGRANTICAに記載の香料はたったの3種類。なのに香りは意外にも複雑。この苦さは恐らくMuskだろう。
My Evalution
★★★★
甘いヴァニラを求めている人にはラストの苦さがちょっと抵抗感あるかもしれない。一筋縄ではいかないヴァニラ。