第293夜 Black Afgano

コーヒーとウードの大人グルマンな香り


DATA

Name:Black Afgano
Brand:Nasomatt
Lauched in unknown
Perfumer: Alessandro Gualtieri
30ml ¥20,900

My Episode

これも、値上げ前のNOSE SHOPにて購入。NOSE SHOPのサイトでは香料は明かされていないのだが、FRAGRANTICAでは明かされていて、なんと、これにもウードが入っているようだ。
そして、しっかりとウードの雰囲気は感じられる。
でも、一番ぼくの肌の上で香り立つのがコーヒー。ほんのり甘さもあるが、基本的にブラックに近い感じで、スモーキーさもあるところがこの香水の魅力。
こういうどっしりとした香りって落ち着くんだよね。
ウードはちゃんといるのだが、他の香りも重いので、そのウードが際立っていなくて、他の香料を芯から支えているような印象を受ける。
甘すぎないところもこの香水の魅力なのだが、肌の上でしばらく時間が経つと、だんだんとその甘さが立ち上ってくる。だが、それも、強引な甘さというのではなく、自然に味わえるような甘さ。砂糖や蜂蜜などで味付けした甘さじゃなくて、素材そのものが持つ甘さのようなものがコーヒーやインセンスの香りとともに漂ってくる。
秋冬に使いたい香りだが、夏の時期でもこのぐらいだったら服の下とかに纏ってみるのも面白いのではないだろうか。

NOTES

Top notes:Cannabis, Green Notes
Middle notes:Resins, Woodsy Notes, Tobacco, Coffee
Base notes:Agarwood (Oud), Incense

これだけを見ると、やはり甘さを足すような香料は見られない。グリーンノーツとなっているがぼくはそれほど緑みを感じない。ミドルから少しずつクリーミーに変化するものの、そのグリーンみが少ないからぼくでも気持ちよく纏える。

My Evalution

★★★★

昨日ご紹介したPardonとはまた違ったベクトルのウード系香水。渋いという感じではとても似ているので根底に流れている部分は同じで、肌に載せた後の雰囲気が違っているという感じかな。