第295夜 Cuoium

革への愛情爆発系

 

DATA

Name:Cuoium
Brand:Orto Parisi
Lauched in 2021
Perfumer: Alessandro Gualtieri
50ml ¥27,500

My Episode

昨日に引き続き、Orto Parisiの香水。ウードの香りも好きだが、その延長線上にあるのがレザーの香りだと思っている。ウードとレザーって、従妹のような関係だとぼくは勝手に解釈している。一般的には臭いし、癖があるし、とっつきにくい。でも、一度好きになると、もうたまらないのだ。
その革を如実に感じる香りがこの「Cuoium」である。ただ、本当に臭い。容赦ないくらいに臭い。甘さも控えめでどころか、ほとんど感じられない。ぼくは基本的に甘い革の香りが好きで、甘さがほとんど感じられない香りは避けてしまう傾向にあるのだが、この香水に関しては、ついついなんだかふらふらと手に取ってしまったのだ。
肌に載せてしばらくすると、タイヤの焦げたような香りがするのだが、そのひりひりした感じがその時のぼくの鼻腔をヒットした。

NOTES

Top notes:Black Pepper, Incense, Labdanum, Leather, Mandarin, Violet
Middle notes:Black Pepper, Mandarin
Base notes:Animalic, Cade wood, Cedar, Incense, Labdanum, Leather, Patchouli, Vanilla


これもFRAGRANTICAでは香料が明かされていないので、下記のURLからの情報。

noseparis.com

すごいな、やっぱり。徹底的に甘さゼロだ。容赦なくゼロ。なんだったら、ブラックペッパーとレザーでトップとミドルとベースが占められ、レザーがトップとベースにいて、甘さが入る余地がない。

My Evalution

★★★★

非常に難しい香りだと思う。ぼくもこの香りをつけていくシチュエーションがすぐには思いつかない。でも、なんだか抗えない魅力があるのが不思議だ。

 

こちらもパッケージが面白いので、写真をパチリ。