第383夜 Leather

甘さ控えめ焦げたレザー

DATA

Name: Leather(レザー)
Brand: Acqua di Parma
Lauched in 2019
Perfumer:unknown
100ml ¥38,940

My Episode

2022年のサロンドパルファンで購入した香水のうちの1本。アクアディパルマは、すでにウード系の香水を2本持っていて、あとは、アンブラとレザーがぼく好みで気になっていたのだ。
いつもは別店舗で良くお見掛けするスタッフが会場にいらしていたので、彼とまたあれこれとおしゃべりをしながら、レザーにするか、アンブラにするか悩んだ。
で、結局ぼくがレザーを選んだのは、すでにアンブラは別のブランドでたくさん持っているし、今はまだ違うかなと勝手に感じたから。
それよりも、このレザーの方がそれまでぼくがかいだことのあるレザーとは少し違って、意外性があって面白く感じたのだ。
資料によるとトップノートはオレンジやシチリアレモン、ラズベリーと、かなりフルーティなのだが、ぼくの肌の上ではそれらの香りはまったく感じられない。というか、ぼくの鼻がおかしいのかなぁ。
ぼくの肌の上ではトップからずっと苦いレザーの香りしかしないんである。甘さはかすかにあるものの、一番感じるのは焦げたような香り。
スモーキーな香りはベタベタした印象を与えないために、ぼくの鼻は心地よさを覚える。
肌に載せて、歩いている時に、自分の体からそれをふっと感じると、「あぁ、良い香り…」とうっとりしてしまうのだ。
しかも温かみも感じられる香りなので、この冬はだいぶお世話になった。

NOTES

Top notes:Raspberry, Brazilian Orange, Sicilian Lemon
Middle notes:Rose, Red Thyme, Petitgrain, Honeysuckle
Base notes:Leather, Guaiac Wood, Cedar

トップはいずれもフルーティーなのに、どれ一つ感じ取れないのはなぜだろうか。ぼくの鼻のせいなのか、肌のせいなのか。
でも、このスモーキーなレザーはなかなか面白いので良いと思う。

My Evalution

★★★★
甘さが控えめなのは苦手なはずなのだが、レザーはもともと甘さは求める必要のない香りなので、これはこれでOKだと思う。
比較的自分にとっては軽めな香りなので、夏にどう感じるのかが楽しみだ。