第392夜 Oud Caledonia

かすかにスモーキーなウード

DATA

Name: Oud Caledonia(ウードカレドニア)
Brand: FUEGUIA 1833(フエギア1833)
Lauched in 2022
Perfumer:Julian Bedel
30ml ¥75,900

My Episode

昨年のサロンド・パルファンで話題になったフエギアのウードシリーズ。未だにぼくの鼻はこの時にお迎えしたウード系の香水をきちんと把握していない。
それくらい難しい香りなのだ。
ウード系の香水を試す時ぼくはいつも、ウード以外の香りとのバランスのようなものを探るのが好きなのだが、フエギアの香りはそういう一般的な香水の概念とはかけ離れているので、非常に表現するのが難しいのである。
さて、このウードカレドニアは名前のごとくニューカレドニアのウードがベースになっている。
といっても、じゃあ、それがどういうウードなのか?というのは説明が難しい。
ただ、ぼくの肌の上に載せると、非常に乾いたスモーキーな香りが立ち上る。
甘さはほとんど感じられないので、辛口スモーキーといったところだろう。
これもまた内面への探求に誘ってくれるような気がする。
独りで静かに本を読む時とかに、この香りがあると、文章がすっと心に沁みてくる。そんな感じがする。


NOTES

ウードチャコの時にもご紹介したように、フエギアのウードシリーズはNOTESが開示されていない。

My Evalution

★★★★
本当は甘い香りが好きなのであるが、この香りに関しては甘さがあまり感じられない。でも、そこがこのウードの良さでもあるし、そういう香りに包まれたい時もあると思うので、そういう時にまといたい。