第79夜 Wild Aoud

ワイルドさに欠けるウード

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DATA

Name: Wild Aoud (ワイルド・ウード)
Brand: Montale
Launched in 2009
Perfumer: Pierre Montale

My Episode

ウード系の香水と言っても実に色々な香りがあるということを知ったのは、昨年のこと。それまでも、もちろん、ラルチザンパフュームのアルードを始めとして、いくつかのウード系香水を持ってはいたものの、ここまで幅が広いとは思わなかった。
いくつかの系統(例えば深いローズ香りやパチョリが加わった重みのあるウード、あるいはレザーの香りと混じったアニマリックなウードなど)に分けられることは知ってはいたが、その中でも、重い、軽い、といった基本的な香りの質のようなものも幅広くて、そこがウードの面白さだと思った。
そのことを如実に感じさせてくれるのがモンタルのウードシリーズだ。
なんてったって、ウードに関しては相当力を入れているブランドなので、色々なタイプのウードを楽しめるのだ。
まぁ、だからといってすべてがぼく好みのウードかっていうと、そこは微妙なところなのではあるが。
さて、この「ワイルド・ウード」は名前からすると、かなりアニマリックでスパイシーな香りなのかしら?と思って肌に載せてみると…確かにスパイシーではあるんだけど、どこかフラワリーな部分もあって、ぼくにとっては少し物足りない。
単にスパイシーなだけじゃん。という感じがしてならないのだ。

NOTES

Agarwood (Oud), Geranium, Tobacco, Bergamot, Patchouli, Teak Wood, Artemisia, Amber

うーむ。タバコの香料が入っているようなのだが、スモーキーさはぼくにはまったく感じられない。これに煙たさが加わればまだぼくの鼻の好みに近づいたかもしれないのに…。

My Evalution

★★