第420夜 Arcana Rosa 9

秘密の薔薇には棘がある!ピリ辛ローズの誘惑

 

DATA

Name: Arcana Rosa 9(アルカナロザ)
Brand:L'Artisan Parfumeur (ラルチザン・パフューマー)
Lauched in 2016
Perfumer:Anne-Daphné Bugey
75ml ¥40,480 

My Episode

4月にラルチザン・パフューマーが表参道にて旗艦店としてオープンしてから、いろんな人たちから「ケンケンさんとご一緒したい」とお声がけいただくことが多い。まぁ、ぼくのラルチ愛はそれなりに知られているらしくて、それもあって、一緒に行きたいと言ってくれる人がいるのはとても嬉しいことである。一人で行くのも良いが、香り好きの人と一糸に行くと、自分の知らないことを知ることができたり、こういう香りの捉え方もあるんだと勉強になったりするので、ぼくも誘われると、何とか調整してご一緒するようにしている。
さて、今月も、香水好きの人と一緒にラルチ詣でをした。彼女は元NOSE SHOPの店員さんで、ぼくが初めて銀座のNOSE SHOPに行った時に対応していただき、お互いにウード好きということもあって意気投合した方。

 

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彼女とは売場でスタッフとお客さんとして話すことは多かったし、SNSでも繋がっているのだが、きちんと話をしたことはなく、この日、初めて、ゆっくりとランチをして改めて香水談義に花が咲いた。
その流れでラルチザンに行ったので、それがまた本当に楽しかった。ぼくはこの日お迎えする香水はバラ香水と決めていたのだが、彼女が決めかねていて、ぼくの影響もあってか、当初予定していた香水ではなく、ゾンカを購入した(ベルトランだしね!)わけだが、ぼくは迷わず6月のうちに買おうと思っていた Arcana Rosa 9にした。
このローズ、なんか、他のローズと全然違うんである。肌に載せた途端にローズと一緒にスパイスの香りが漂うのだ。えっ?何?このスパイス?とびっくりしてしまうほど。さらにウッディな香りがどんどん出てきて、だんだんと薔薇の香りは奥に潜り込んでいく。
パチョリメインの「バラ泥棒」とは違うが、決してフェミニンなバラでもない。さらに重くもないのは気の香りのせいだろう。温かみもあるけど、湿度も下げてくれる、そんな感じ。さすがに除湿系とまではいかないけど、とにかく木と薔薇の薔薇運須賀とても良い。フェミニンなバラの香りが苦手なぼくでも好きになっちゃう。
そして、「ローズプリヴェ」のような翳りのある香りでもない。

 

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かといって、先月購入したMémoire de Rosほどムスキーで儚い感じでもない。

 

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つまりぼくがこれまで持っていたラルチザンの薔薇系香水とはまったく違うタイプの薔薇香水なんである。
軽やかでありながらも明るく、昼間の陽ざしの中でつけると気持ちよさげだ。さらに、夜も静かに香ってくれそうで、ぼくは購入した日の夜にたっぷりと纏ってベッドに入った。
そして、翌朝。
残ったのは薔薇の香りではなく、木の香りだった。薔薇の香りもかすかにするのだが、木の優しい香りの方がしっかりと残り、そこがぼくの気に入った。
ちなみに、「Arcana Rosa」とはラテン語で秘密の薔薇という意味なのだとか。なるほど、そういう姫屋かな雰囲気がこの香水にはあるんだと納得した。

NOTES

Bulgarian Rose, Sandalwood, Cedar, Vetiver, Labdanum, Juniper

Fragranticaに掲載の香料を見て不思議に思ったのが、このトップのスパイスがこの香料からだとどこから来るのかがわからないところ。単に記載されていないだけで、ペッパー的なものが入っているのか、それとも何かと何かの組み合わせがこういう香りを作り出すのかわからないのだが、とにかくユニークな香りであることには間違いない。

My Evalution

★★★★

冬にどんなふうに香るのか興味はあるが、やはりこれは夏のじめじめした日につけると気持ち良いんじゃないかって思った。

刻印サービスって良いね。でも、使い終わった後、ボトルを捨てられなさそうだけど…汗。