第381夜 Club Lonely

とびぬけたパンクの香り

DATA

Name: Club Lonely(クラブロンリー)
Brand: EDIT(h)(エディット)
Lauched in 2019
Perfumer:unknown
90ml ¥37,400

My Episode

EDIT(h)は、日本の朱肉ブランドである日光印によって立ち上げられた香水ブランドだ。
今までぼくはこのブランドの香水を2本ほど買っているのだが、実はまだそれほど仲良くなれていない気がして、もう少しじっくりとお付き合いをしてからブログで紹介しようと思っていた。
ところが、2022年のサロンド・パルファンで先行発売されたこの「Club Lonely」は一発でぼくの鼻腔を仕留めた。だって、すごくパンキーなんだもの!こういうのを待っていたのよ!
Edit(h)にしか作れないような、とびきりのパンチのきいた香り。音楽ディレクターで、音楽についてはかなり造詣の深い6代目だからこそ思いつく香りだとぼくは思った。
もうすっかり顔なじみとなったので、サロパの会場でも何度もこの香りはすごい!と興奮気味に話したのだが、それほどのインパクトがある香りだ。
まず、名前が良くない?
「Club Lonely」だぜ。
そんなクラブがあったら、通っちゃいそう。
一人を楽しむ人たちが集まるクラブというイメージだろうか。
それぞれが一人だからこそ、そこから何か新しい化学反応が生まれる。それを香りで表現したらこういうとんがった香りになるんじゃないか?という気がした。
スモーキーで、渋みがある中に、ちょっと甘さも感じられて、苦くて甘くて、煙たい感じがたまらない。

NOTES

Top notes:Passionfruit, Maple, Amaretto, Black Currant, Ink
Middle notes:Iris, Jasmine, Lily-of-the-Valley, Patchouli
Base notes:Sandalwood, Cederwood, Leather

この独特の苦さはどこから来るのだろうか?パッションフルーツ自体は昔南国で食べたことがあるが、酸っぱい果物という印象で、ひょっとしたらその酸っぱさから出てくる渋みなのかもしれない。

My Evalution

★★★★★
とにかくインパクトが強い香りだ。食事とかに行くときは控えた方が良いかも。逆に、目立ちたい時とか、周りの人たちに自分の印象を強く残したい時にこれをつけるのもひとつの手だ。
もう一つ特記したいのが、ボトルの形。小さいサイズも大きいサイズも、いずれも印章をイメージしたボトルで、並べておくのも楽しい。