
トップから香るグアヴァの香り
DATA
Name: Black Guava
Brand:BORNTOSTANDOUT(ボーントゥスタンドアウト)
Lauched in 2025
Perfumer:Suzy Le Helley
50ml ¥45,100
15ml ¥17,600
My Episode
突然だが、グアヴァという果物を実際に食べた人というのは日本人でどれぐらいいるのだろうか?
ぼくは南国が好きで、バリ島だの沖縄だのグアムだのサイパンだの台湾だのタイだの国内外の南国リゾートには足しげく通っているので、グアヴァという果物のことは知らないわけではない。
ひょっとしたら食べたこともあるのかもしれないが、だが、改めてどんな風に食べた(例えば皮をむいてとか、ナイフで切ってとか?)とか、どういうシチュエーションで食べたとかいうような記憶がないのである。
マンゴーとか、パッションフルーツとか、スターフルーツとかマンゴスチン(このマンゴスチンがたまらなく好き!)とか、ドリアンなんかははっきりと食べた時のことなどを記憶しているのに、なぜかグアヴァだけは記憶が残っていない。
それなのに、香りだとか味というのは明確に思い出せる。匂いをかげば「あ、グアヴァだ」ってわかるくらいの認識はある。
それなのになぜ果物としての記憶がすっぽり抜けているのか。実はぼくにとってグアヴァというのは、果物というよりも、例えばグアヴァを使ったジュースとか、アイスクリームとか、そういう加工品としての認識の方が強いんである。
さて、そんなグアヴァをモチーフにした、しかもウード系の香水がBTSOから登場するというので、伊勢丹メンズ館でのポップアップに鼻息荒くでかけた。
この時、ぼくは4種類のウード系香水を試したわけだが、このBlack Guavaと、マンゴーをモチーフにしたBlack Mangoはとにかく衝撃的だった。
だって、本当にフルーティーな香りなんだもん。
しかも、すぐに「あ、これ、グアヴァでしょ?
ってわかるほどはっきりとしている。
トップは、非常に瑞々しい南国の果物の香り。もうもぎたてのグアヴァ(実際にもいだことはないので、あくまでもイメージ)の香りで、吹いた肌の上だけじゃなくて、周りの空気も満たされる感じ。
ところが、少しすると、そこに苦みが加わる。そうそう、本物のグアヴァって、この独特の苦みがあるよね、という感じ。野性味とでもいった方が良いだろうか。
皮の部分なのだろうか?とにかく苦みを感じる。例えばマーマーレードに含まれるオレンジの皮のような、そんな感じの果物独特の苦み。
よくぞここまで再現したねと驚いてしまうほど。
このBTSOのウードシリーズは高濃度シリーズで、多くの人が「ものすごく濃いから翌朝まで残る」などという声が多いのですが、ぼくの肌の上だと朝つけて、夕方にはかなり柔らかくなる。
クリーミーとかそういう感じではなく、苦みを含むグアヴァの香りそのものが柔らかくなる、という感じ。ちょっとそこにスモーキーさが加わり、ラストノートはお香感が感じられる。そこがウードっぽいのかもしれない。
ただ、グアヴァ感が強い間は、あまりウード的な雰囲気は出ないので、そこがウードフリークとしては物足りないかな。

NOTES
Top notes:Guava, Mandarin, Cardamom
Middle notes:Oud, Peony, Rose, Geranium
Base notes:Amber, Cypriol, Patchouli
とにかくグアヴァの香りがガツンと鼻に残るので、他の香りはしばらく感じられず、ラストノートにそのグアヴァの香りが落ち着いてから、やっとほんのりとアンバーやウードやパチョリの香りが肌の上に儚く残っているという感じだろうか。
My Evalution
★★★
ウードの感じがあまりしないので、そこがどうしても気になるところ。でも、夏の暑い時期にトロピカルな香りに浸りたかったら良いかも。