第360夜 Glorious

意外性に包まれた不思議な香り

 

DATA

Name:Glorious(グロリアス
Brand:Boadicea the Victorious(ブーディカ ザ ヴィクトリアス
Lauched in 2012
Perfumer:Christian Provenzano
50ml ¥24,090

My Episode

2022年のサロンドパルファンは会期中、毎日通ったのだが、ほぼ毎日のように何かしらを買っていたような気がする。海外のブランドでぼくが一番購入したのがブーディカだった。
だが、あまりにも通い過ぎたせいで、一体どういう経緯で購入するに至ったのか記憶があいまいになってしまった。
でも、このブランドが今後日本で定番化されるかどうかわからなかったので、とりあえず、肌載せしてみて、少しでも良いと思ったものは買うことにした。
このグロリアスの決め手になったのは、やはり他の香りと同様、一風変わった、今までに香ったことのない香りだったから。
このブランドの他の香りもそうなのだが、非常に複雑で、こういう香りと表現しにくいところがある。
これもまた、正体不明(笑)。
爽やかなようで、クリーミー
さっぱりしているようで重い。
そんな印象だ。
でも、こういう香水というのは、じっくりと付き合っていくうちに自分との距離感がわかってくると思うので、第一印象を大切にしながら向き合いたいと思っている。

NOTES

Top notes:Raspberry, Pineapple, Apple, Cardamom, Cassis
Middle notes:Elemi resin, Nutmeg, Rose, Jasmine
Base notes:Guaiac Wood, Cedar, Moss, Sandalwood, Patchouli, Musk, Amber, Vanilla

爽やかに感じるのはトップノートのラズベリーやパイナップのようなジューシーな香料によるもの。クリーミーなのはミドルノートのエレミレジンやベースのサンダルウッドがそういう雰囲気を作っているのだろう。これが時間が経つにつれてどのようにぼくの鼻に作用するのか、静かに見守りたいと思う。

My Evalution

★★★
これもすぐに評価することができない香りだ。このブランドは本当に難しい。でも、だからこそ追及し甲斐があるのではないだろうか。