第290夜 Oud

軽やかなウードとバラの香り

 

DATA

Name:Oud
Brand:Gucci
Lauched in 2014
Perfumer: unknown
日本未発売

My Episode

ここのところ、ずっと去年ブラインドバイしたウード系香水をレビューしているのだが、今回もまたそんなブラインドバイをした香水。
しかも、今日ご紹介するのはグッチである。
泣く子も黙る(の?)グッチ様の香水。
ウードという名前に釣られて、ついついポチッてしまったのだが、良く調べてみたらローズとの組み合わせの模様。
早速届いたものを試してみたら、「ん?ローズどこにいるの?本当にあなたいるの?」と思ってしまうくらいトップはローズが控えめ。
だが、10分ぐらいたってくると、だんだんとローズらしい華やかな香りが顔をのぞかせてくる。
恐らくこのあたりの香りがGucci Oudの真髄なのだろう。
じゃあ、ウード感はどうか?というと、それが微妙でして。どんなに待ってもウードらしきウードが出てこない。恐らくベースにあって、他の香りを支えているんだろうけど…。
これもまたウードである必要はあるのか?名前負けしているんじゃねぇのか?とぼくの鼻腔は怒ってしまうんである。残念至極。

NOTES

Top notes:Raspberry, Pear, Saffron
Middle notes:Bulgarian Rose, Orange Blossom
Base notes:Agarwood (Oud), Patchouli, Amber, Musk

例えば、ベースにウードの他にアンバーとかパチョリとかといったぼくの好きな香料があるというのに、全然それを感じない。恐らく他の香りを支えている程度なのだろうけど、もう少し重くても良いのにって思ってしまう。時間がたつと、サフランが香ってきて、その奥にかすかにこれらのベースが隠れている。もっと前に出てきて良いんだよ!って思わず自分の肌に向かって言いたくなってしまう。

My Evalution

★★

こちらも上記に書いた理由で★★という感じ。ほんと、残念至極。