第207夜 1001 OUDS

意外にも男性的なスパイシーウード

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DATA

Name: 1001 OUDS
Brand: Annick Goutal
Lauched in 2015
Perfumer: unknown


My Episode

アニック・グタールは、日本の香水ファンの間でも人気のニッチフレグランスブランドである。
ただ、一本だけネットのセールで購入したことがあるのだが、たまたまぼくが選んだ香りがそうだけだったのかもしれないが、とにかくフェミニンなフローラルの香りで、結局、母にプレゼントしてしまった。
だから、ぼくの中ではアニックグタールというのは、女性好みの香りが多いブランドという認識でしかなかった。
ところが、そんなアニックグタールからウード系の香りが出ているというので、調べてみたら、フリマサイトで出ていたので、購入してしまったのだ。
実は、正直、あまり期待していなかった。
画像で、ボトルがぼくの知っているアニックグタールの丸っこい形ではなかったので、多分、かなり違うだろうなとは思っていたが、しょせん、フェミニンなアニックグタールだろ?きっとウードっていってもフェミニンな雰囲気はぬぐえないんじゃないか?と思っていた。
ところが、これが見事に裏切られたんである。
フェミニンな雰囲気は一切ない。
ローズは入っているものの、スパイスも感じられる系統のローズで、レザーやウード、アンバー、スモークのような雰囲気に包まれている。
これ、アニックグタールなの?本当に?と思うような意外性に包まれた香りで、こういう発見があるから、ブラインドで買うのもやめられないんである。

Notes

Top notes: Agarwood (Oud), Papyrus
Middle notes: Agarwood (Oud), Rose, Pimento
Base notes: Agarwood (Oud), Myrhh, Guaiac Wood, Birch

ぼくがこの香りをブランドで買うことを決意したのは、トップ、ミドル、ベースのいずれにもウードが入っていたから。どんだけウードなんだよ!
でも、確かにしっかりとウードの香りは最初から感じられる。
ここまで濃厚なウードなのに、やはり他の香料とのバランスが良いのか、臭い感じはしない。

My Evalution

★★★★

かなりスパイシーな香りなので、そこをどう受け入れるか、だろう。しかし、ウードをしっかりと感じたいという人にはおすすめだ。