第239夜 Mr Harrod
甘いフルーティーなウード
DATA
Name:Mr Harrod
Brand:Penhaligon's（ペンハリガン）
Lauched in 2017
Perfumer: Loc Dong
日本では未発売
My Episode
ペンハリガンのポートレートシリーズの中にウード系の香水もあるということを知ったのは昨日ご紹介したヤスミンがきっかけとなったのだが、実はさらに調べてみると、まだ他にも２本、このシリーズにウード系が潜んでいることを知った。しかし、当然、どちらも日本には入ってきていない。
しかし、やっぱり気になるではないですか。
結局ブラインドで買うことになるけど、ペンハリガンだし…。
とりあえず、欲しくなる。
やはりこういう時はネットを駆使するのが一番だ。
ぼくが良く利用しているのが、メルカリとebayだ。メルカリは日本人同士のやり取りだし、比較的納期も速いのでありがたいのだが、中には偽物があったりするので気を付ける必要がある。
そして、このMR HARRODは確かメルカリでみつけたものだった。
これが届いたのは夏ごろだったと思うのだが、届いてすぐに試したら、そんなに悪い感じではない。甘めだけど、くせは強くなく、上品に香るし、ぼくがいつもペンハリガンで気になる理髪店臭もしない。
ただ、正直に言うとパンチが足りない。そこだけが残念。
ウードらしさがないとでも言おうか。
もっと濃厚なウードをどこかに感じさせて欲しかった。
香りそのものはとても良いしまとまりもあるのだが、その点だけがどうしても引っかかる。
冬につけると余計にさらっとしているだけに、物足りなさが際立つので、春から夏にまとった方がウードが感じられるかもしれず、今年の夏はちょっと試してみたいと思っている。
NOTES
Raspberry,Plum,Tobacco,Ambergris,Agarwood(Oud),Cinnamon,Patchouli,Jasmine,Cedar
ぼくの鼻が一番この中でキャッチするのがラズベリーとプラムだ。このふたつが瑞々しい甘さを表現しているのだろう。それがあまりにも強いために、ちょっと他の香りが控えめに感じられるのかもしれない。
My Evalution
★★★★
この香りも、昨日とはまったく別の意味で惜しいところで★４つ。もうちょっとウードやパチョリの重さがあっても良いんじゃないの？と重めウッディーが好きなぼくなんかは思ってしまうんである。この香りはイギリスのハロッズでしか売っていない香り香りだというのに…。
