第344夜 Catharsis

ありがち薔薇ウードとは少し異なる香り

 

DATA

Name: Catharsis(キャサルシス)
Brand:Coreterno(コルテルノ)
Lauched in 2019
Perfumer:Luca Maffei
100ml ¥29,480

My Episode

ウードは、ベースに使われる香料で、そのために、色々な香料を支えるような形で使われることが多い。
特にウードの香水で使われるのが薔薇だ。
そして、薔薇とウードの香りに欠かせないのがサフラン
もうね、ウード、ローズ、サフランというのは、テッパン中のテッパンと言って過言ではない。
しかし、正直に言うと、あまりにもこの組み合わせが多いので、ぼくの鼻は食傷気味になってしまうのだ。

 

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上記の投稿を読んでみると、ぼくがいかにこの3つの組み合わせに辟易しているのかがわかる。

だから、この「ウード×ローズ×サフラン」という組み合わせを見ると、ぼくの鼻は少し身構えてしまい、鼻の穴が少し引き締まるのだ。

さて、今日ご紹介する「Catharsis(キャサルシス)」もそんなありがち3種の香り。
でも、何かが違うんである。
もちろん、その他の要素があるから、それによっても異なってくるだろうし、それぞれの配合量によっても香り立ちはがらりと変わるだろう。

肌に載せた瞬間から薔薇の香りがして、それがどんどんサフランのスパイスが強まってくるのだが、この香りはそこで終わらない。
ちょっとこってりとした甘さのようなものが感じられるようになるのだ。そこが魅力なのかもしれない。

NOTES

Top notes:Nutmeg, Cloves, Neroli
Middle notes:Saffron, Ylang-Ylang, Rose, Whiskey
Base notes:Guaiac Wood, Agarwood (Oud), Cedar, Leather

中盤以降に出てくるとろりとした感じは恐らくウィスキーが要因となっているのかもしれない。サフランの強烈さがそれによってだいぶ和らぐ。

My Evalution

★★★
とはいうものの、やっぱりどうしてもこの3種類の香りが組み合わさると、何となく「またか…」と思ってしまうのは仕方ないかもしれない。