第320夜 Velvet Amber Sun

キリッと辛いハンサムな香り

 

DATA

Name:Velvet Amber Sun
Brand:Dolce&Gabbana 
Lauched in 2017
Perfumer:Frank Voelkl

My Episode

昨日の引き続き、会員制サイトののブランドセールにて購入した中のひとつ。ブラインドバイをする時に参考にするのは、FRAGRANTICAのNOTESの項目。もちろん、たまに間違いもあるし、明かされていない香料も多いのは承知の上なのだが、参考までにここを見て、購入するかどうかを決めるようにしている。
今日取り上げる「Velvet Amber Sun」の決め手となったのは、ヴァニラ、ペッパー、アンバーウッド、ウード、そしてシナモンである。一番の決め手はウードなのだが、その他にもぼくの好きな香りが入っているのでほぼほぼ間違いはないだろうと予測した。
そして実際に届いた香水を試した時に、とても意外だったことがある。香料だけを見ると比較的重くて甘めの香りを想像していたのだが、実際に肌に載せると、甘さはかなり抑えられていて、むしろペッパーのピリ辛さが前面に出ているのだ。
普段のぼくだったら、ちょっと甘さが足りないんじゃない?と思うかもしれないがこの香りに関しては、非常に、良い。
それほど甘くなくても、重さがしっかりとあるので、辛くてもそれが上辺の辛さにならないというか。毛穴から辛さを匂い立たせるという感じがするし、さらにヴァニラ、トンカビーン、シナモンなどが程よくブレンドされ、ほんのりとした甘さも奥に漂わせている。だからこの香りは非常にバランスが良いんだと思う。

NOTES

Top notes:Vanilla, Labdanum, Ylang-Ylang, Bergamot
Middle notes:Smoke, Sandalwood, Pepper, Coriander
Base notes:Amberwood, Myrrh, Opoponax, Agarwood (Oud), Benzoin, Olibanum, Tonka Bean, Patchouli, Cinnamon

これもまたベースにシナモンが入っている。でも、しっかりとピリッとした感じはトップから漂っているのは、ミドルのペッパーがそうさせているのかもしれない。

My Evalution

★★★★

昨日の「Velvet Amber Skin」と比較すると、かなりピリ辛するが、でも、同じブランドなのに調香師が違うだけで、こんなにも香りが変わるんだ!しかも名前も似ているのに…と嬉しいびっくりがこの香水にはあった。こっちの香水の方が多分出番は多くなるだろう。