
クリーミーグリーンなウード
DATA
Name: Unholy Oud
Brand:BORNTOSTANDOUT(ボーントゥスタンドアウト)
Lauched in 2022
Perfumer:Dora Baghriche
50ml ¥24,200
My Episode
2023年に日本に初上陸して以来、ずっと注目している韓国のブランド、ボーントゥスタンドアウトは、かなり攻めた香りが多くて、ぼくは初めて六本木のポップアップでいくつかの香水を試してからの大ファンになった。
1年以内にそれまで販売されていたボーントゥスタンドアウトの香水をすべて手に入れてしまうくらい、ブランド丸ごと気に入ってしまったのだ。
もちろん、中には「うーん、ちょっと好みじゃないかな」と思えるような香りもなきにしもあらず、だけど、ブランドを揃えることに意義があるというか、そういう全揃えしたくなるブランドというのはそうそうたくさんあるわけじゃないし、すぐに廃盤になってしまって、全部揃えることが困難になるブランドも少なくないので、このボーントゥスタンドアウトに関しては、ブランドのストーリーも楽しいし、何しろイカした香りが多いから、全部揃えてしまえ!と思って集め始めたんである。
さて、ウードフリークのぼくがこのブランドのことを知った時に一番気になった香りがウードをテーマにした「Unholy Oud」である。「Unholy」とは、不浄な、穢れた、とんどもないという意味があるのだが、この場合は「罪深い」という意味なのではないかとぼくは勝手に解釈している。
どこが罪深いのか…。実際に肌載せしてみると、ちょっと首をかしげてしまった。というのも、ウードらしさというものが少し薄いのだ。ウードって樹液から作られる香りだから、肉厚的だったり、アニマリックだったり、時にはレザーのような雰囲気を醸し出すものが多いのだが、この「Unholy Oud」に関しては、そういった獣臭さのようなものがかなりマイルドなのだ。
特に湿気のある時期とか、暑い日なんかは、そのクリーミーなグリーンが前面に出てしまい、ぼくはどちらかというと苦手な部類に入る。
ところが、である。少し空気が乾燥していたり、気温が低かったりする日に纏うと、あら不思議、ちょっとスパイス感が強く出て、確かにクリーミーさはあるけど、グリーンさも含めて少し緩和される感じがあるのだ。
そして、罪深いところは、その独特の癖にあると思う。好き嫌いは別として、一度嗅いだら、忘れることの出来ない、ちょっと個性的な香りが鼻腔に残るんである。
これ、同じような感覚を抱いたのがクルジャンの「Oud」。あちらはかなりフラワリーなウードで、そこがぼくは仲良くなれないので、まだ持っていないのだが、花ではないけど、似たような個性というか、尖がり方を「Unholy Oud」にも感じるのである。
そして、そのバックにクリーミーな香りがひっそりとたたずんでいるという感じだろうか。
なので、この香水はぼくにとっては冬の寒い時期に纏いたいと感じた。
NOTES
Top notes:Incense, Lemon, Bergamot
Middle notes:Laotian Oud, Turkish Rose, Bulgarian Rose
Base notes:Sandalwood, Patchouli, Palisander Rosewood, Vanilla, Tonka Bean, Heliotrope
このクリーミーな感じはなんだろう?ローズとか、サンダルウッドとか、ヘリオトロープとか、それらが混ざってこういう香りになっているのだろうか。
My Evalution
★★★
ウード系の香水だったら、なんでも好きだと思うなよ!って思ってしまう。あまりにもウードが好き過ぎるから、逆に採点が厳しくなってしまうのかも。
ところで、調香師のDora Baghricheって、ラルチザンの名香「Caligna」を作った人なのね。なるほど、何となく共通点があるような気がした。まるっとしたクリーミーさ。妙に納得してしまった。
1001perfumenights.hatenadiary.jp