第450夜 Leather Shot

甘さゼロの乾いた革の香り

 

DATA

Name:Leather Shot(レザーショット)
Brand:Olfactive Studio(オルファクティヴ・ストゥディオ)
Lauched 2018
Perfumer:Bertrand Duchaufour
100ml ¥42,900
日本国内期間数量限定商品

My Episode

オルファクティブストゥディオのセピアコレクションでベルトランが手掛けたのが3本。そのうちの2本が数量限定で入って来るというので、楽しみに予約会に向かった。
まずは、その他のドミニクロピオンが手掛けた香水などを試してからベルトランを試したのであるが、このレザーショットに関しては、もう購入する前から絶対に買うリストに入れていた。だって、レザーだぜ。しかもベルトランだぜ。これを買わずして何を買う?的な感じだった。
そして、スタッフがムエットに香りを載せてくれた瞬間、くらくらした。そのムエットを嗅ぐまでもなく、その香りが空中に散布され、その空間が一気にこの革の香りに包まれたから。
もうね、これはかっこいいの一言。妥協を一切許さない、甘さをまったく感じない乾いた革の香りがするのである。革っていうと、どうしてもアニマリックな感じだったりすることが多いのだが、このレザーショットに関しては、そういう動物臭のようなものはなく、むしろ乾いた印象。さっぱりとしていて、あとベタベタした甘さがまったくないので、夏でも纏えるような、そんな革の感じだ。
日本の夏というのはとにかくじめじめしているので、革を纏う感じじゃないんだが、これだったら、ジメッとした日でも気軽に纏えるんじゃないだろうか。あと、ちょっとクミンの独特のスパイスというは、体臭っぽさが感じられて、そこがね、この香りを他のレザー系の香りと区別している要素なのじゃないかと思った。
この香水のモチーフとなったのは、ニュージーランドのノースアイランド西海岸の写真。この海岸に広がるレザーのようなダークブラウンの砂からこの香りを思いついたようだ。

NOTES

Top notes:Cardamom, Cumin, Bitter Orange
Middle notes:Leather, Iris, Black Tea
Base notes:Sandalwood, Driftwood, Cedar, Vetiver

かさかさした乾いたドライな感じはIrisやVetiverによるものだろう。あとは、やはりシダーなどの香りもさらにそういった乾燥した雰囲気を醸し出す要因になっているのかもしれない。これにもブラックティーが使われていて、最近のベルトランはブラックティーにも興味があるのだろうか?って思った。


My Evalution

★★★★

ベルトランにしては、ちょっとおとなしいかな?乾いた革っていうのもかっこいいし、夏にも纏えるさっぱり感もあるから良いんだけど、もう少しなんていうか、ひねりっていうか、ガツンとくる何かが欲しかった。ベルトランに対する期待が高すぎて、ちょっと評価が厳しくなってしまうのかもしれないけど…汗