スパイスの効いたアンバーな香り
DATA
Name:Bois D'Epices(ボワデピス)
Brand:LUMIRA(ルミラ)
Lauched 2020
Perfumer:Rebecca Akhyani
50ml ¥19,800
My Episode
新宿伊勢丹本館の1階のフレグランス売場は、ぼくにとってはニッチ香水を知るきっかけとなったラルチザンのアンバーエキストリームを知った売場なので、ほぼ毎週のように通うほど好きな場所。とにかくいろんなブランドの香水が集まっているし、そこに行くだけでいろんな出会いがあるような気がするから、ついつい行ってしまうのだ。
最近はメンズ館の香水売り場も充実しているからメンズ館にも行くのだが、他の階にもまだまだ知らないブランドの香水があるということを知り、最近はたまにそういうところにも顔を出すようにしている。
今日ご紹介するLUMIRAは本館の地下2階の香水コーナーにあるのだが、このブランドを知ったのは、メンズ館で行われた香水の催事の時のこと。もしそこでこのブランドのことを知らなかったら、多分地下2階になんて行かなかったと思う。
このブランドにArabian Oudというウード系の香水があるというのを知って、いくつかの香水を試してみたのだが、ぼくが一番ピンと来たのが、そのArabian Oudではなく、このちょっと面白い柑橘系の香りだった。
そして、このBois D'Epicesにもウードが入っているのである。
元々柑橘系は苦手なのだが、ウードも入っているし、その割には爽やかだし、独特のタッチなのでこちらを選んだのである。かといって、以前ご紹介したベルトランの作ったシトラスバティカンガほどの奇抜さはないが、でも、単純なシトラスではない気がする。
1001perfumenights.hatenadiary.jp
ウッディとまではいかないが、シトラスはおとなしめで、温かみのある感じとでもいおうか。夏の暑い時期にサッとひと吹きするとよい香りだろう。
NOTES
Top notes:Citrus, Grapefruit, Lemon
Mmiddle notes:Floral, Jasmine, Rose, Elemi, Spice
Base notes:Woody, Sandalwood, Cedarwood, Amber, Mossy, Orris, Oud, Guaiacwood, Musk
ベースのウッディがかなり深みを与えている気がする。それがこの香りの根幹部分で、そこに魅かれるのかなぁ。ウードが入っているという理由だけで、この香りを買ったのだとは思うが、実はそんなにウード感はない。むしろもう一本のウードの入った香りの方がウードらしいのかもしれない。
My Evalution
★★★
正直に言うと、なんでこの香りをLUMIRAの最初の香りとして選んじゃったんだろう?ウードが入っているからなんだと思うが、それほどウードっぽいわけでもないし。他の香りをもう一度試さないとわからないのだが、実は今改めて肌載せしてみると、そこまで好き!って感じの香りじゃない。これは季節の問題かもしれないし(購入したのは確か涼しい時期だったと思う)、あるいは、これを買った2年ほど前は気に入ったけど、今はちょっとそういう気分じゃないということなのかもしれない。香りって、本当に旬のものだから、買ったらすぐにレビューしないとダメだね。でも、逆に言うと、買ってから少しじっくりと向き合い、それから改めてレビューするというのもその香りの本質がわかって良いのかもしれない。ともあれ、香水って目に見えないものだから、評価が自分の中でもころころ変わって、そこが難しいなぁ。良いと思って買ったのに、よくよく付き合ってみたら、そんなでもなかった、なんてことはザラにあるもんね。その逆も然り、だけど。