オールシーズン使える爽やかレザー

DATA
Name:Cuir Grenat(キュイールグルナ)
Brand:L'Artisan Parfumeur(ラルチザンパフューム)
Lauched 2023
Perfumer:Christophe Raynaud
My Episode
香水には旬があると思っている。夏になるとグリーンが強く出てきて気持ち悪くなる香りでも、冬にはそのグリーンが弱まって気持ちの良い香りになるものもある。(あくまでもグリーンが苦手なぼくの場合だけど)、逆に冬の寒い時期にはキーンとするアルデヒドの香りが夏の湿度の中だとマイルドになるとか。
だから、季節によって香りを変えるのはとても大切なんじゃないかと最近富に思う。
だから、香水には旬があると思っているのだ。
さて、今日ご紹介するラルチザンパフュームの「キュイールグルナ」はまさにぼくにとっての旬の香水。この香水を試したのは、ラルチザンパフュームが表参道に戻って来たその日のこと。
まだゴールデンウィーク前の比較的過ごしやすい日だった。その時にそれまで日本に入ってきていなかった香りを試したのだが、一番ぼくが気になっていたのがL’Orient Collectionの6本である。その日ぼくが選んだのは当然のことながらウードをベースにしたOde à l'Oudhを選んだ。ただ、もう一本気になる香りがあり、それがこの「キュイールグルナ」だったんである。
とにかくトップから革の香りがしっかりとするのに、みずみずしさもあって、さっぱり系のレザー。こういう香り、なかなかありそうでないんである。レザーというと、どうしても重いとかアニマリックとかに偏りがちだけど、フルーティーな甘さを兼ね備えたレザーってなかなかないと思う。
だから、この香りはもう、絶対に購入しよう!と思っていた。でも、買うなら暑い時期が良いと思って狙っていたのだが、毎月1本と決めているので、他にその時に買わなくてはならない(5月、6月は薔薇の香り、7月は発売されたばかりのインセンスの香り)ので、保留になっていて、やっと一昨日、この「キュイールグルナ」をお迎えできたというわけなんである。
まだまだこの暑さは続きそうだし、なんなら冬でもこの香りの甘さに癒されそうな気がするので、きっとこの香りはオールシーズン使えるんじゃないだろうか。

NOTES
Top note:Raspberry
Middle note:Leather
Base note:Ambrofix
明かされている香料は実にシンプル。でも、とにかくトップのラズベリーと、ミドルのレザーのバランスがものすごく良い。この組み合わせ、良くぞ思いついたなって思った。
My Evalution
★★★★★
お店の方にうかがったら、日本で一番人気なのがこのキュイールグルナらしい。確かに初心者にも使いやすいレザーだと思うのだが、でも、それでもやはりレザーはレザーなので、ちょっと意外だった。日本人にもこの香りの良さがわかる人が増えて来たっていうことなのだろうか。だって、一筋縄じゃ以下ねぇ香りだぞ?でもね、そういう香りを入り口としてもっともっと香りのことを知って欲しいと思っているので、このキュイールグルナはぜひとも多くの香水初心者の方に試して欲しい。
