
まさか、まさかの花ウード!?
DATA
Name:Oud Chill(ウードチル)
Brand:Nile Official
Lauched 2023
Perfumer:unknown
50ml ¥2,980
My Episode
SNSだったのか、それともAmazonを見ている時に知ったのか忘れてしまったが、ぼくがいつもスキンケアでお世話になっているNILEというブランドが香水を出していると知った時、ぼくはびっくりした。ぼくは数年前からそこの泥パックを使っているのだが、その泥パックとの相性がものすごく良くて、すでに今までにも10本ほどリピートしているくらい気に入っているブランドなのだ。まさかそこがフレグランスを出しているなんて知らなかったからびっくりしたんである。
しかも、その中にウード系の香水があるというではないか!しかも50mlで3000円以下という破格の値段。そこで、早速Amazonでまずはまとめて3本注文してみた。
ウードフリークのぼくは早速Oud Chillというのを試してみたのだが、なんだかピンとこない。
ウードという割に薄くないかい?というのが最初の印象。そして、しばらくして時間がたつと、どこかでかいだことのある匂いがした。
なんだろう?なんだろう?と思って思い至ったのがフランシスクルジャンのウードなのだ。実はぼくはそのクルジャンの作るウードがどうしても苦手で、まだ持っていないのだが、何が苦手かというと、ウードというよりも花の香りの印象が強いから。ウードに花を掛け合わせているから独特の香りになり、そこがどうしても受け付けないんである。
そして、そのクルジャンのウードとまったく同じ香りがこのOud Chillからはするのである。
これはぼくだけがそう感じるのかもしれないので、ぜひいろんな人に試して欲しいと思うのだが、とにかく花っぽい感じが受け付けないという点ではまったく同じ。ただ、こちらのOud Chillの方が持続性は低め。そりゃそうだ、お値段がクルジャンよりも1/20ですからね、仕方ない。

NOTES
Top notes:Saffron, elemi, Cardamom
Middle notes:Agarwood, Rose, Patchouli
Base notes:Sandalwood, Amber, Musk
気になったので、クルジャンのウードと比べてみたら、Saffron, elemi, Agarwood(Oud), Patchouliがもろかぶりしていた。ひょっとしたらこの4つの香りがこの独特の花っぽさを出しているのだろうか。
My Evalution
★
文句ありの1つ星。安いからまだお試しで買えるけど、これはないだろう?と思った。ただ、クルジャンのウードが好きな人はこれを互換香水として選択しに入れてみるのも良いかもしれない。

ところで、Nileの香水には、すべて箱の中にこのような詳細な調香について書かれていて、いかにも日本のブランドという感じがしてなかなか良い。こういうちょっとした能書きって日本人は好むんだよね。自分もそうだけど。