第91夜 Collezione Privata Essenza di Aoud

ウードはわき役、メインはスパイス。

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DATA

Name: Collezione Privata Essenza di Aoud (エッセンザ・ディ・ウード)
Brand: Pal Zileri
Launched in 2012
Perfumer: unknown

My Episode

このブログを立ち上げてから、なぜかぼくは使命感のようなものが生まれ、とにかく目に入ったウード系の香水は片っ端から試してやろう!という気持ちになっている。(もちろん、値段的な制約などはあるが)
そして、オークションサイトなどを頻繁に検索して、値段的にも失敗してもそんなに悲しくない程度のウード系香水だったら手に入れるようにしている。
今夜ご紹介するこの香水もそんな香水の一本である。
名前も聞いたことのないようなブランドだし、かなりリスキーだなと思いつつ、FRAGRANTICAの情報などを見てみるとスパイシーでアンバリーな香りなので、ぼくの好みに近いだろうと判断し、さらに値段も5000円以下だったので購入を決めたのだった。
さて、届いてみた香水を試してみたら、とにかくスパイシー!山椒のような独特のスパイシーさを感じる。ひりひりするような感じが好きな人にはたまらないだろう。
ただ、最初に肌に載せた時はアンバーの甘さがまったく感じられず、一体どこにアンバーがいるの?と思ってしまう。だが、だんだんと肌に馴染むにつれて、かすかにアンバーの甘さが出てくる。そこの変化が面白いかもしれない。しかし、このウードの香りのメインはウードでもアンバーでもなく、あくまでもスパイスだ。その他の重めの香りはすべてそのスパイスの引き立て役でしかない。
そこがこの香水の評価が分かれるところだと言えるだろう。


NOTES

Agarwood(Oud), Incense, Spicy Notes, Cashmeran, Amber, Cedar

 

シンプルな構成だけど、スパイシーノートがかなりガツンと効いているんだと思う。

My Evalution

うーん、やっぱりウードが好きな人間には物足りないかもしれない。これはむしろスパイスが好きな人に試して欲しいところ。