第108夜 Oud Mood

中東ウードはキャラメルがお好き?

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DATA

Name: Oud Mood(ウード・ムード)
Brand: Lattafa Perfumes
Launched in unknown
Perfumer: unknown

My Episode

ラルチザンパフュームでベルトラン・ドゥショフールが作ったアルードにすっかり魅了されたぼくは、2014年の秋、エティハド航空でパリに行く前に、経由地であるアブダビに一泊した。
その時、せっかくだからウードの香水を見て回ろうと思ったのだが、予備知識がないままに街に出て歩いてみたのが大失敗。
だって、いたるところウードだらけ。
ウード専門の香水屋があちこちにあり、一体どこに入ったら良いのかがさっぱりわからなくなってしまうほどだったのだ。しかも一泊しかしなかったし、予算も限られていたから、余計に欲しいウードを探すのは困難だった。
今から思えば、ちゃんと予習をして、ある程度の目星をつけておけばそんなに困らなかったのに…。
だから、ネットを通して中東のブランドの香水をみかけると、ついつい調べてしまうのである。
この香水もそんな中でみつけた一本。
30mlが3000円以下だったので、まぁ、失敗してもお勉強代だと思えるかなと思って購入してみた。
まずこのボトルに注目。
「Oud Mood」とロゴの入ったリボンがボトルに巻かれているのが非常に斬新。なんだか、これがウードなもんだから、SMプレイをモチーフにしているのか!?という別の意味での妙な期待をしてしまう。
だが、実際に届いた香りを試してみると、非常に甘い。
びっくりするくらい甘い。
昨日の、やはり同じ中東発の香りもそうだったが、え?中東の人って甘いウードが好きなの?って思ってしまうほど甘い。
温かみのある甘みなので、嫌いではないのだが、やはり夏の時期には不向きだし、やっぱりなんだか、ちょっとただ甘いだけという気がしてしまうのは、値段が安いからそういう目で見てしまうからなのだろうか。

NOTES

Top notes: Rose, Saffron, Pimento
Middle notes: Agarwood (Oud), Caramel, Floral Notes, Patchouli
Base notes: Resins, Amber, Woody Notes, Incense, Musk

昨日の香りもそうだったが、キャラメルとウードというのは相性が良いのだろうか。確かに合わせやすいとは思うのだが、これは例えばヨーロッパ系のウードにはあまり見られない組み合わせだと思う。

My Evalution

★★★

やはりべったべたな甘さがぼくには持て余し気味なので、低評価。