第167夜 February 25th

甘くて重いまったりウード

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DATA

Name:February 25th
Brand: Anfasic Dokhoon
Lauched in unknown
Perfumer:unknown

My Episode

インターネットのおかげで、日本未入荷の香水を比較的気軽に入手できるようになり、嬉しい悲鳴を上げている毎日だ。
特にウード系の香水というのは、中東向けに出されているものが多く、日本では認知度がまだまだ認知度が低いせいか、なかなか日本では手にすることができないので、インターネットはぼくのような人間には本当にありがたい。
フランスやイタリアといったヨーロッパ系のブランドが中東向けに出しているものは、まぁまぁ、比較的手に入れやすいのだが、最近では中東のブランドも入手できるようになってきて、本格的なウードが気になるぼくはいつも目を皿のようにしてチェックをしている。
そんな中でみつけたのが今日ご紹介する香水だ。Anfasic DokhoonというのはどうやらUAEのブランドらしくて、まず日本には入ってこない。
いつものごとく、「ウード」と検索をかけてヒットした一本なのだが、これがFRAGRANTICAには情報が載っていない。
このブランドからは、日付をタイトルにした「Scented Diary」というシリーズがあるのだが、その中に2月25日というのがなくて、どういうことだろうかと思ってさらに調べて、やっとUAEのブランドを集めているサイトでこの香水の情報を手に入れることができた。
それによると、2月25日はクウェート建国記念日らしくて、それをイメージして作られた香りのようだ。ローズマリーのトップから、ラベンダー、アンバー、アガーウッドといった香りが重なり合う香りとされている。
ボトルの形も可愛いし、異国情緒も感じられるし、お値段もそんなにお高いわけでもなかったので、オーダーをしたのだが、これがなかなか良い香りである。
といっても、それほどウードらしい感じはしない。
かすかにウード独特の重さを感じるものの、もっと甘みが感じられるのだ。イメージとしては、ラルチザンパフュームの「イスタンブールの空」的なまったりとした甘さがある。
ただ、やはりウードがベースにあるものだから、あそこまで甘々ではないのではあるが…。

Note

Top notes:Rosemary
Middle notes:Lavender, Amber
Base notes:Agarwood(Oud)

中東のブランドでもこんなに柔らかくて甘い香りがあるんだ?という驚きがある。もっと濃厚な何かを期待していると、ちょっと拍子抜けかも。

My Evalution

★★★

べたっとした甘さが夏には重苦しく感じるかもしれない。冬にどう香るかを知りたいところ。
日付をモチーフにした香水は昨日もご紹介したが、海外ではこういう香水もあるのだと思った。そして、いつかJanuary 2nd(ぼくの誕生日!)の香水を作って欲しいなぁ。