第83夜 White Aoud

甘めスパイシーなウード?

f:id:happyinkdays:20210517234306j:plain

 

DATA

Name: White Aoud (ホワイトウード)
Brand: Montale
Launched in 2006
Perfumer: Pierre Montale
50ml ¥12,000

My Episode

モンタルの日本での取扱店が激減したおかげで、一昨年のように、モンタルの香水を店頭で見る機会がぐっと減ってしまった。
そのためにお試ししながら購入できないのは非常に残念。
しかし、ウードを巡る旅の途中のぼくは、そこであきらめるわけにはいかない。
ということで、日本で購入できるウードはすべてネットの公式サイトで購入することにした。
色々と調べてみてわかったのだが、フランス本国のサイトにはもうすでに載っていない(多分廃盤)のウード系の香水が日本にあったりするのが興味深い。しかも海外では50mlの扱いがなく、100mlのみの扱いのところ、日本は50mlがあるからありがたい。
(数量をたくさん持っていると、よっぽどのことがない限りフルサイズのボトルでは買うのを躊躇してしまうのだ)
さて、今日ご紹介する「ホワイトウード」はまだ日本の公式サイトにもあるし、本国のサイトにも載っている香水で、発売年が2006年なので、比較的初期のモンタルの作品だ(モンタルは2003年創業)。今でも扱いがあるということは人気があるということなのだろう。
実際にぼくも肌に載せてみて、なるほど、これはなかなか良い香水ではないかという気がした。
ベースは昨日ご紹介した「ウードローズペタル」と非常に近しくて、ローズとスパイスの香りをウードでまとめているという感じがする。
しかし、唯一の違いがローズの配分だ。
この「ホワイトウード」はローズの香りが比較的抑えめなのだ。
だから、そんなにフェミニンという感じがしなくて、むしろバニラやサフランの香りが中心にある感じがする。
きっとそこが人気の源なのではないだろうか。
これは夏につけてもそんなにベタベタしないような気がするので、これからの季節に纏ってみたい一本である。

NOTES

Agarwood(Oud), Rose, Vanilla, Saffron, Sandalwood, Amber, French Labdanum, Patchouli, Cardamon, Vetiver, Jasmine

昨日の「ウードローズペタル」と比較すると、共通しているのが、ウード、ローズ、サフラン、アンバーだ。香りとしてはかなり濃い香りが共通しているので、両者は非常に近しい印象を持つのだろう。
しかし、やはり他の香料が入ることで、このふたつは似て非なるものなのではないかと思う。

My Evalution

★★★