第80夜 Aoud Cuir d’Arabie

獣臭マックスなウード

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DATA

Name: Aoud Cuir d’Arabie
Brand: Montale
Launched in 2006
Perfumer: Pierre Montale

My Episode

ウード系の香水は色々な系統がある。
というのも、ウードというのは単体だとものすごく癖があるし、わき役で使うにしても癖が強すぎて、扱いが非常に難しいから、いろんな香料と合わせることが多いような気がする。
薔薇と合わせてみたり、スモーキーな香りとかけ合わせたり、フルーティーな香りを混ぜてみたり…。
さて、この「Aoud Cuir d’Arabie 」は、日本未発売の香水なのだが、未発売というのもわかるくらい癖の強い香りだ。
ぼくはレザーの香り、最初は苦手だったものの、だんだんと慣れてきて、今では普通にレザーの香りを纏うことが多くなってきたのだが、これはさすがにちょっとつけるのに躊躇してしまう。
レザーはレザーでも、非常に臭いのである。獣臭いというか。
腕にちょっとつけただけで、その獣臭さが鼻に残る。ただ、拡散性はあまりないので、肌に載せた部分に鼻を近づけた時だけその獣臭さを感じるのだが。
ひょっとしたら、これも慣れなのかもしれないが、とりあえず、今のぼくにはどうしても受け入れることができない臭さだ。
ただ、救いなのは、その獣臭はものの5分でたちまち消えること。ただ、消えた後に何が残るのか?というのがまだはっきりとわからなくて、実はものすごく難解な香りなのかもしれない。
FRAGRANTICAの評価を見ると、loveとlikeという評価をしている人もいるものの、dislikeの項目も結構高めで、好き嫌いがはっきりと分かれる香りなのかなという気がする。

NOTES

Leather, Agarwood (Oud), Birch, Tobacco,
これにもタバコが入っているが、残念ながら燻し度は低め。


My Evalution

★★