第151夜 Oud Pour Elle

フラワリーだけど落ち着いた大人のウード

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DATA

Name:OUD POUR ELLE
Brand: Alyssa Ashley
Lauched in 2012
Perfumer:Luca Maffei


My Episode

昨日に引き続き、Amazonでみつけたルカ様のウード系香水のうちのもう一本の方。
こちらは「彼女のためのウード」ということで、女性用となる。
確かに「OUD POUR LUI」と比較すると、まったく異なり、女性用というのがすぐにわかる香りの構成だ。
フラワリーなのだが、でも、注意して欲しいのは、じゃあ、フェミニン化というと、そういうわけでもない。なぜなら、やはりそこはベースがウードだから。
花の香りもふわふわした花の香りじゃなくて、もっとどっしりとしている。落ち着いた花の香り。そして、しばらくすると、かすかに石鹸のようなパウダリーな香りが漂ってくる。
ぼくは基本的に石鹸の香りが好きじゃない。だって、わざわざ香水をつけているのに石鹸っぽくする理由がわからない。だったら石鹸だけでいいじゃん!と思ってしまうのだ。(もちろん、石鹸っぽい香りを全否定しているわけでもないし、そこがメインじゃないことは重々承知の上なのだが)
しかし、この「OUD POUR ELLE」の石鹸ぽい香りは、かすかだし、少しスモーキーにも感じるし、何よりもベースがウードなので、それほど気にならない。石鹸ぽさが自己主張していないのである。
そして、時間が経つと非常にオリエンタルな雰囲気を醸し出してくる。そこがまたセクシー。
LUIの方も中盤から後半にかけて、ぐんとセクシーさを増すんだけど、なるほど、このセクシーさは女性向けの香りになるとこういう風に表現されるんだという驚きがある。
ルカ様、さすがだわ、という感じだろうか。

Note

Top notes: Plum, Calabrian bergamot, Sicilian Lemon

Middle notes: Moroccan Rose, Myrrh, Black Tea, Heliotrope

Base notes: Agarwood (Oud), Black Musk, Sandalwood, Indonesian Patchouli Leaf

面白いのはPOUR LUIとの共通点はシチリアンレモンとサンダルウッドとウードだけ。あとはほとんどかぶっていないところがポイント。
そして、このセクシーさは一体どこから来るのだろうと考えてしまう。

My Evalution

★★★★

こちらは限りなく4に近い星5つ。フラワリーなのとパウダリーなのはぼくの中ではどうしても評価は一つ落ちてしまう。でも、この感じは決して悪くないので、比較的評価は高め。