第164夜 Aoud Safran

シンプルイズベスト…ではないウード

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DATA

Name:Aoud Safran
Brand: Montale
Lauched in 2009
Perfumer:Pierre Montale

My Episode

モンタルからたくさんのウードが出ていることを知ったぼくは、何かにとりつかれたようにモンタルのウード系香水を集めまくっている。
それだけで一ヶ月分はネタが尽きないというほど集めた。
なのにまだコンプリートできていないという恐ろしさ…。
そんなモンタルであるが、公式サイトを見ると日本未入荷のウード系香水もたくさんある。
しかし、いつ廃盤になるかわからないので、リリース年が古いものから少しずつ集めてこうという気になって取り寄せたのがこの「Aoud Saffron」だ。
そして、肌に載せてみたら…。どこかでかいだことのある香り…。
そうだ!昨日レビューしたマンセラのBlack to Blackとほぼ一緒。
左腕と右腕に同時につけてみると、若干違いがあるものの、方向性としては同じだ。
ただ、Black to Blackの方が深度が高めという印象。
複雑さがあるのだ。
ウード、ローズ、サフランの他にレザーのような香りがトップから感じられる。
しかし、一方の「Aoud Saffron」の方はというと、非常にシンプル。
ウードサフランとローズ…ザッツオールといったところか。

これはぼくの勝手な妄想なのだが、モンタル兄貴は2009年にウードとサフランを掛け合わせた香りを作ったものの、何となく物足りなく感じて、それから6年後にもう少し複雑なこの香りを作ったのではないだろうか?しかし、さすがに同じブランドで出すわけにはいかん、と思ったモンタル兄貴は、姉妹ブランドの方で名前も変えて出すことにした…。
というストーリー。

でも、やっぱりぼくには何かが物足りない。
それが何なのかはこの香りをかいでも良くわからない。

Note

Agarwood(Oud), Saffron, Rose

香りの構成そのものが非常にシンプルなので、そこに複雑さを感じないのかもしれない。ローズが「Black to Black」より際立っている印象。サフラン感は少な目だ。

My Evalution

★★

サフラン系の香りは嫌いではないのに、やっぱりちょっと鼻の穴に響いてこない。