第244夜 Egypt - 千一夜香水物語

甘さの中にピリ辛な香り

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Name:Egypt(エジプト)
Brand:EIGHT & BOB（エイトアンドボブ）
Lauched in 2014
Perfumer: Albert Fouquet
30ml ¥9,350

My Episode

NOSE SHOPのメルマガをいつも楽しみにしているのだが、今年に入ってから、またいくつかの気になる新作、新ブランドが日本に上陸し、「やめて～」と叫びながら、お店に行く時間がない時は、HPの名前からあれこれと想像したり、インスタのライブを見たりして予習をしている。
今日ご紹介するエイトアンドボブもそんな日本に新しく上陸したブランドだ。

と言っても、調べてみたら、どうやら過去にも一部の店舗で取り扱いがあったらしく、正確にいうと、今回は再上陸となるらしい。
インスタのライブで観たら、このブランドの代表作のボトルが、まるで本の中に入っているかのような作りになっていて、なんなのっ！とびっくりしてしまった。
残念ながら、すべての香水がそういう仕様というわけではないのだが、本の中に香水が入っているというアイディアは非常に面白いと思う。
さて、事前に予習をしてぼくが一番気になったのがこの「エジプト」である。去年から今年にかけて、ぼくの周りではなぜだかエジプトブーム。モンブランの万年筆にもエジプトモチーフのものが出ていたし、中古の万年筆を扱うお店で、今年に入ってから２本ものエジプトモチーフの万年筆（いずれも廃番）が出て、無事にゲットした。
ぼくは大学時代にエジプトに行ったということもあり、エジプトには特別な思い入れがある。
だから、エジプトがモチーフとなったものが気になるのだ。
そして、このエイトアンドボブの「エジプト」もそんな理由で気になっていた。しかも、香料を見ると、パチョリ、レザー、カルダモン、ナツメグと、かなりエキゾチックな組みあわせなんじゃないかと鼻が期待してしまうんである。
そして、先日店頭でやっと試すことができたのだが、もう、ぼくの予想はどんぴしゃりと当たった。
肌に載せたとたんにスリリングなスパイシーな香りが漂ってくる。香料の中には入っていなかったのだが、ペッパーのような刺激的な香りだ。しかも、辛いだけじゃなくて、ちゃんと甘い。そこもこの香りの面白さ。これは夏でもいけるんじゃないかとちょっと期待している。