第327夜 1876

洗練された白粉の香り

 

DATA

Name:1876(1876|マタ・ハリ
Brand:Histoires de Parfums(イストワールドゥパルファン)
Lauched in 2001
Perfumer:unknown
15ml ¥6,380

My Episode

イストワールドゥパルファンの香水は15mlサイズだと比較的お求めやすい香水なので、プレゼントなどにも最適だと思っている。
しかもパッケージもおしゃれで揃えたくなるのもこのブランドの大きな特徴。
さて、今日ご紹介する1876は、ドイツで女スパイとして活躍したマタ・ハリの生まれた年。マレーシア語で「太陽の目」という意味のマタ・ハリ(mataが目で、hariは太陽の意味)という芸名を持つ彼女はインド舞踊のダンサーとしても活躍していた。
そんな彼女をイメージした香りは、非常に洗練された白粉のような香りだ。ぼくは基本的に白粉系の香りは苦手だ。
何度も書いているが、母親の鏡台を思い出すから。
森進一の「おふくろさんよ」が流れてきちゃうんである。
しかし、この「1876」は確かに白粉系の香りでありながらも、非常に洗練されていて、その白粉のような香りがそれほど気にならないんである。
それは恐らく、スパイスやフルーツの香りが入っているからなのだと推察される。
クリスマスらしいか?というとそういうわけではないのだが、シナモンの香りが見え隠れするので、この季節に纏うと、ちょっとクリスマス気分が味わえると思う。

NOTES

Top notes:Litchi, Orange, Bergamot
Middle notes:Rose, Caraway, Iris, Carnation, Cinnamon, Violet
Base notes:Vetiver, Guaiac Wood, Sandalwood, Vanilla, Musk

元々、白粉系の香りは自分から買い求めることはないので、これらの香料のどれが白粉の香りの要素になっているのかがわからないのだが、ライチやオレンジ、あるいはシナモンやヴァニラといった香りがその白粉のようなぼくの苦手な香りを抑えているのだろうということは何となく想像がつく。


My Evalution

★★★★

シナモンが入っているので、この季節の香水として取り上げてみたが、これはオールシーズン、ちょっとした時に使える香水だと思う。フェミニンな可愛らしさもあるので、そういう演出をしたい時に纏うのも良いかもしれない。自分の場合は…、ちょっとそういう場面を思いつかないのではあるが…笑笑