第328夜 Tea For Two

10年以上たってもわくわくする紅茶の香り

 

DATA

Name: Tea For Two(ティー フォー ツー)
Brand:L'Artisan Parfumeur(ラルチザン パフューム)
Lauched in 2000
Perfumer:Olivia Giacobetti
100ml ¥22,000


My Episode

名前を聞いただけで、すぐにその香りを鼻の穴の中で再現できる香りというのがいくつかある。それは特にぼくがニッチフレグランスを知るきっかけとなったラルチザンパフュームの香水に多いのだが、今日ご紹介するTea For Twoもそんな、実物がなくてもすぐに思い出せる香りのひとつである。
ぼくがこの香りを知った時、なぜか日本では販売を終了しており、シナモンや紅茶が好きだったぼくは、どうしてもこの香りを試したくて、必死になってネットを調べ、小分け販売をしているお店から少量を購入した。
届いた香りはまさにぼくの好みの香りで、それらの小分けをちまちまと大事に使っていた。
当時のぼくがこの香りを手に入れるまでの経緯については、こちらを参照。

ameblo.jp

この時は50mlが限定で入ってきただけなのだが、その後、あまりにも人気だったせいか、定番化され、しかも、ボトルの色が透明ボトルからブラックボトルにリニューアルされても、日本で販売され続けている。(他の香りはどんどん日本での販売を終了しているというのに!)恐らく、それだけこのTea For Twoは日本人にも受け入れられる香りだということなのだろう。
ぼくは、あまりにもこの香りが好き過ぎて、普段づかいしているから、特別感はないのだが、シナモンがしっかりと香る香りなので、今回、クリスマス前の香水として取り上げてみた。


NOTES

Top notes:Tea, Star Anise, Bergamot
Middle notes:Cinnamon, Spices, Ginger, Gingerbread
Base notes:Tobacco, Honey, Leather, Vanilla

今回改めて調べてみて、ベースにレザーがあることに気づいた。なるほど、このスパイシーな香りを支えているのはレザーなんだ!と納得した。だからぼくはこの香りが特別に好きなのかもしれない。

My Evalution

★★★★★

ぼくがこの香りと出会ったのは2013年のこと。それから約10年、ぼくはこの香りを愛用し続けている。きっとこれからもずっとこの香りは大切なお気に入りとして使い続けることになるだろう。毎日のように紅茶を飲み、紅茶の消費量がものすごく多いことに最近気づいたのだが、だからこそ、こういう紅茶の香水も大切にしたいと思っている。