第329夜 Piment Brulant

青みがかったスパイスの香り

 

DATA

Name: Piment Brulant(ピマンブルラン)
Brand:L'Artisan Parfumeur(ラルチザン パフューム)
Lauched in 2002
Perfumer:Bertrand Duchaufour
日本販売終了


My Episode

購入した当時は毎日のように纏っていた香水でも、これだけたくさんの香水を手に入れると、出番がすっかり少なくなってしまう香りは少なくない。
自分の本当に好きな香水だけとじっくりと付き合うというミニマム系の人たちが心底羨ましくなるのだが、そもそも、そういうタイプの人間だったら、こんなブログをやるわけないのだから、ぼくみたいなたくさん好きな香りがある、という人間もいても良いのではないかと思っている。
でも、昔好きだった香りというのは、その名前を聞いただけで、見ただけで、鼻の中で香りを再現することができる、という話は昨日のブログでも書いたこと。
今日の香りもまさにそんな香りだ。
この「ピマンブルラン」は最初は日本の公式サイトで半額だったから買ったというもの。ブラインドバイだ。半額だったら良いか、と思って。
ところが、これがものすごくぼくの肌に合い、その後100mlを買いなおしたのだ。だって、50mlがあっという間になくなったから。
当時のこともやはり以前のブログでご紹介していた。

ameblo.jp

久々にこのブログを書くために纏ってみたのだが、やはり良い。
グリーンな香りは実はとても苦手なはずなのに、この「ピマンブルラン」のグリーンはそんなにベタベタしたグリーンではないので受け入れられるのだ。
まさにそれが青唐辛子のスパイシーさなんだと思う。
これからはまた時々、纏ってみようかなと思っている。

NOTES

Chili Pepper, Poppy, Dark chocolate, Cacao, Clove, Cinnamon, Vanilla, Amber, Musk

グリーンの中にダークチョコレートやカカオといった甘さと、シナモンやクローブピリ辛さがあるから、ぼくはこのグリーンを受け入れられるのかもしれない。

My Evalution

★★★★

しかし、この香り、日本ではもう廃盤になったのだが、やはりベルトランのちょっとエキセントリックな面を感じられる香りだから、かなりコアなラインナップになり、外れてしまったのも仕方ないという気がする。