第15夜 Oud al Qasr

華やかでスパイシーなウードの香り…

 

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DATA

Name:Oud al Qasr
Brand:Roberto Cavalli
Lauched in 2014
Perfumer: Louise Turner
中東のみの発売

My Episode

ラルチザンパフュームのアルードが好きすぎて、アブダビ経由でパリに行き、ラルチザンパフュームの本店に遊びに行った話はすでにしたが、そのアブダビで2本のウード系香水をみつけた。
そのうちの一本がこちら。
これは、パリに行く飛行機の搭乗を待っている時に、たまたま免税店でみつけたものだ。
何か面白い香水はないかと思ってうろうろしている時に、この派手なボトルが目に入った。同じ形の色違いのものが3本あり、そのうちの一本がこれだった。
多分、その時、この香水のキャンペーンをしていたようで、スタッフから、この香水の話を聞き、これがウードであることを知った。
確か、3本ともウードで、全部試させてもらったのだが、一番印象に残ったのが、この「Oud al Qasr」だった。
念のため、これからパリに行くんだけど、パリでも買えるか聞いたところ、なんとこちらの香水は中東のみの発売とのこと。
しかし、その店員の言っていることが本当なのかどうなのかわからず、ぼくは買うのを躊躇していた。
パリでみつけたらもっと安く買えるかもしれないし、買えなかったとしても、帰りのトランジットの時にもチャンスはある。
だから、今ここで買う必要もないんじゃないか?っていう気もした。
本当は3本欲しいけど、さすがにそれは多すぎだろう?とか、いろいろと悩んだのだ。
そして、結局ぼくはその3本の中でもっとも印象にのこった。この香水だけを買った。
これが大正解だったのである。
まず、パリではこの香水はまったくみかけなかった。
これは後から知ったことなのだが、ウード系の香水は中東向けに作られることが多く、中東限定なために、パリ本国でも扱いがないものが少なくないのだとか。
さらに、トランジットの時は時間が短くて、免税店に寄る時間すらなかった。だから、この時に一番気になった一本だけでも買えたのは正解だったというわけ。
(それを知っていたら、無理をしてでも3本買うべきだったと後悔することにもなるわけだけど)
もちろん、日本ではまったく気配すらみつけられない(ロベルトキャバリ自体、日本ではほとんどみかけない気がする)ので、これは本当にお迎えして良かったなと思っている。

NOTES

Cedar, Agarwood (oud), Labdanum, Vanilla

ぼくがいつも参考にしているFRAGRANTICAには詳しいNOTESが載っていなかったので、色々と調べてかろうじて手に入れた情報によって、この4種類の香りが判明した。

とにかく、トップから強烈なスパイスの香り。しかもウードをベースにしているので、独特のスパイシーさ。さらに甘さを感じるのは、おそらくヴァニラの香りだろう。この香水をかいだ時の最初の印象が「ゴージャス」だった。女性でいうと、華やかなドレスを着た時などに纏ったら最高だと思う。パーティーとかそういうところにつけていきたい感じ。ウードの独特の香りがベースとなっているのだが、深みの上から華やかさがふりかけられているので、香りそのものがキラキラしている。ラメが入っているんじゃないか?って思ってしまうほどきらびやかなウード。こんなウード、ぼくは他に知らない。

希少性とともに、香りそのものもとても素晴らしいので、これからもこの香りは大切に使っていきたいなと思っている。

My Evalution

★★★★