第18夜 Oud al Fayed

スパイスの香りにガツンとやられたい人に

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DATA

Name:Oud Al Fayed(オードアルフェイド)
Brand:Christian Provenzano
Lauched in 2018
Perfumer:Christian Provenzano
100ml ¥33.000

 

My Episode

一昨年ごろにSNSで知り、ずっと気になるお店が川崎にあった。
何が気になっていたかというと、中東の香水を中心に扱っているという話を聞いていたからだ。
中東の香水ということは、当然のことながら、ウード系の香水は絶対に扱っているわけで、ウードフリークのぼくが気にならないわけがないのだ。
川崎というのは実は東京からだとそれほど遠いというわけでもないのだが(川を越えるけど東京の隣だし、横浜よりも近い)、何となく勝手に遠いイメージがあり、なかなか行く機会がなかった。
しかし、2021年のお正月、急に何となく思い立って行きたくなってしまい、ふらりと遊びに行ったのである。
そうしたら、もうそこが本当にびっくりするほどのウードの宝庫だった。お店の方によると、それでもコロナの影響もありなかなか商品が入ってこなくて数は減っているとのこと。
しかし、ぼくの知らないブランドがあったり、日本では取り扱いが減りつつあるMONTALEのウード系の香水などもあったりして、それだけでも鼻息が荒くなってしまったのだ。
そんな中ぼくが初めて知ったブランドがこの「クリスチャン・プロヴェンザーノ」だった。ブランドオーナーである彼はドバイを中心に活躍し、数々のブランドのグローバルディレクターを務めている40年以上のキャリアのある人。
真っ黒なボトルはシンプルなのですが、ロゴやマークが金色で、何となくキリアンを思わせる高級感あふれるデザイン。
そして、香りの方も実に高貴な香りがするのである。
二種類のウードがあり、最初は片方だけを選んだのだが(お値段がお値段なので、2本買うと結構な金額になる)、お会計を進めているうちに、今度来た時に売切れていたら嫌なので、やっぱり2本同時にお迎えしてしまったのだが、同じウードながら、まったく違ったタイプのウードなので、これはまとめ買いは大正解だった。

 

NOTES

Top notes:Raspberry, Saffron. Black Pepper
Middle notes:Rose, Jasmine, Lily
Base notes:Cambodian Oud, Moss, Patchouli, Musk, Cypriol Oil or Nagarmotha, Atlas Cedar, Amber

トップからブラックペッパーやサフランのスパイスが香り、それにだんだんとローズやウード系の深みが重なってくる感じの香り。レザー感も少しあって、非常に大人っぽい印象だ。肌質によっては(ぼくの肌の上でもそうだけど)スパイスがとても効いていて、ピリッと感が非常に強い。そこが面白さでもある。もう一つのまったく違うウードと比較してみるとその幅の大きさに驚くだろう。

 

My Evalution

★★★