第20夜 Oud Signature
フルーティーな甘さとウードの力強さが魅力
DATA
Name:Oud Signature (ウードシグネチャー)
Brand:Christian Provenzano
Lauched in 2018
Perfumer:Christian Provenzano
100ml ¥33.000
My Episode
一昨日ご紹介したOud al Fayedとともに購入した一本。
3万円もする香水を2本同時に買うというのはかなり勇気のいることだったけれども、そんなにたくさん日本に入ってくるわけでもないし(かといってバカ売れするわけでもないのはわかってはいるのだが)次に川崎に来た時に在庫があるかどうかわからないので、思い切って2本同時に買ってしまったのだが、どちらを最初に買おうと思っていたのかは忘れてしまった。
ただ一つ言えるのは、こちらのウードシグネチャーの方が一般受けしやすいということ。
確かに芯にはウードがどっしりと存在するのだが、その周りが実にフルーティーで甘めなのだ。華やかさや艶やかさも感じられる香りと言えるだろう。
しかし、それがだんだんとオリエンタルに変化してくる。これはおそらくジャスミンサンバックによるものだと思うのだが、このジャスミンサンバックは、中国茶のジャスミンティーの香りづけに使われるので、なるほど、だからオリエンタルな印象が強いのだ、ということがわかる。
ウードアルフェイドがスパイシーで男性的なのに対し、こちらのウードシグネチャーは甘やかさや華やかさがあるので、女性的と表現されることも多いかもしれない。しかし、香水にジェンダーを持ち込むのはあまりぼくは好きではないので、男女を問わず、どんどん使いこなして欲しいと思う。
そういう意味ではこちらがオフで、「ウードアルフェイド」はオン。という感じで使ってみるのも良いかもしれない。
ウードとひとことで言っても、こんなにもふり幅があるんだなと感じらえる二本だ。
NOTES
Top notes:Osmanthus, Artemisia, Saffron, Pepper
Middle notes:Jasmine Sambac, Moroccan Rose, Tuberose, Orange Blossom
Base notes:Indian Oud, Crystal Amber, Vetiver, Sandalwood, Musk
ウードアルフェイドと比べると、こちらの方が断然つけやすいのは、やはりローズやチュベルーズといった花の香りがしっかりと感じられるからなのかもしれない。
My Evalution
★★★★