第158夜 Alexandria II

濃くてクリーミーで不思議なウード

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DATA

Name:Alexandria II
Brand: Xerjoff
Lauched in 2012
Perfumer:Chris Maurice

My Episode

最近、ネットでウードを巡る旅をすることにはまっている。
FRAGRANTICAで何となく探していてお目当てのものをみつけることもあれば、検索で「OUD」と入れてみつけることもある。
ネットで買うのでお試しはできないが、FRAGRANTICAに乗っている情報を基に、何となくこういう香りかなと見当をつけて購入を決めることも少なくない。
この「AlexandriaⅡ」もそんな風にしてみつけた香りだ。
ぼくが手に入れたのは30mlのサイズでFRAGRANTICAに掲載されていた100mlのボトルとは形が違うのだが、FRAGRANTICAに載っていたボトルの写真がなかなか個性的でかっこよかったというのも購入を決めた理由のひとつでもある。

さて、届いた香水を早速試してみたのだが、とても面白い香りである。
今までのウードとは一味も二味も違う。
アンバー系の甘い香りがするのだが、非常にクリーミー。だがグリーンみはほとんどないので、受け入れられる香りではある。
ただ、トップはとても重い感じがするのに、飛びが速い気がする。夕方シャワーを浴びた後にたっぷりと纏っても、夜には香りが飛んで肌の奥にもぐりこんでしまった。
拡散力は少なく、かなり肌に密着した香りになるかもしれない。
イタリアのブランドはもう少しムンムンした雰囲気を期待しがちだが、この香りに関しては、最初はムンムンなのに、だんだん恥ずかしくなっちゃって、肌の奥に隠れるというような印象。
ひょっとしたら冬はもう少し綺麗に香るのかもしず、それを期待したいところ。悪い香りではないので。

Note

Top Notes:Palisander Rosewood, Lavender, Cinnamon, Apple
Middle Notes:Rose, Cedar, Lily-of-the-Valley
Base Notes:Agarwood (Oud), Sandalwood, Vanilla, Amber, Musk

 

ぼくがFRAGRANTICAで見て気になったのは、シナモンやアンバー、バニラといった香りが入っていたから。確かにこのクリーミーな香りはそういった甘さによるものなのかもしれない。

My Evalution

★★★

星3.5といったところ。ただ、まだこの香りが他の季節でどう香るのかわからないので、それによって評価は左右されるかもしれない。