第4夜 ESCAPE for men

カブトムシになった気分で逃避行しませんか?

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DATA

Name:ESCAPE for men(エスケープ フォーメン)
Brand:CALVIN KLEIN
Lauched in 1993
Perfumer:Steve DeMercado
50ml ¥3,000円前後(日本では公式には未発売。通販サイトなどで購入可)

My Episode

この香りも、実はぼくにとっては二丁目の香り。エタニティがファーレンハイトと人気を二分していた1993年にアメリカではこの香りが爆発的に売れていた気がする。その年の9月にぼくはNYに遊びに行ったんだけど、その時、NYのゲイクラブではこの香りが充満していた。しかも、まだ日本には入ってきていなかったものだから、嬉々としてこの香りを買って帰国。
そしたら、流行に敏感に二丁目のゲイたちも海外で遊ぶような派手な子たちはもうすでにこの香水を持っていた。
ただ、実は当時からぼくは柑橘系の香りはそれほど得意ではなかった。このエスケープもそんな柑橘系に分類されるわけだけど、でも、ぼくの中では単なる爽やかな柑橘系ではない。
誰かが、この香水のことを「メロンのような香りで、カブトムシにでもなった気持ちになれる」と表現していて、言いえて妙だなと思った。ぼくがこの香りを少しだけ好きだったのは、単なる爽やか柑橘系なのではなく、どこかそういう瓜っぽさみたいなものを感じていたからなのかもしれない。
でも、今はもうあまり熱心につけようとは思わないかなぁ。
たまに、それこそ気分転換に夏につけることはあるかもしれないけれども。

NOTES

Top notes
Melon, Eucalyptus, Grapefruit, Mango, Juniper, Bergamot

Middle notes
Sea Notes, Birch, Fir, Cypress, Rosemary, Sage

Base notes
Oakmoss, Vetiver, Sandalwood, Amber, Patchouli

この調香を見ても、トップにメロンがあるので、カブトムシな気持ちになれるのももっとも。他に、マンゴーや海の香りもするというのがこの香りの大きな特徴。ラストはオークモス、ベチバー、サンダルウッド、アンバー、パチュリというぼくの大好きな重甘い香りのオンパレードで、なるほど、そこにぼくは惹かれていたんだなと、今となっては思う。

My Evalution

★★