第6夜 Safari for men

ジャングルを走るジープのような、雄大で乾いた香り…

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DATA

Name:Safari for men(サファリ フォーメン)
Brand:Ralph Lauren
Lauched in 1992
Perfumer: anknown
75ml ¥7,000前後(日本では公式には未発売。通販サイトなどで購入可)

My Episode

大学を卒業後、ぼくは4年間だけサラリーマンをやっていたことがある。このぼくがサラリーマン?と自分でもびっくりなのだが、ちゃんと4年間、紅茶会社に勤めていた。
紅茶会社といっても、最初の3年は広報企画部だったので、ほとんどが社内での仕事がメインだった。たまに日本紅茶協会のお手伝いで大使館などで裏方で紅茶を入れる仕事はしていたけれども。
そういう表に立つときは香水はつけていなかったが、普通に社内で仕事をしている時はたまに香水をつけていた。
たいていはアンテウスをメインに使っていたのだが、このサファリはある特定の条件の時にのみつけるようにしていた。
その条件というのは茶色系のスーツを着た時。
ぼくはDCブランドなどにはあまり興味がなかったので、スーツなども比較的安価なものを着ていた。
そんな中に茶色系のスーツもあり、その時はこのサファリを選んでいた。なぜかというと、箱の色が茶色だったから。ほとんどそれだけの理由。
そして、あまりにもその習慣が根付いたので、この香水をかぐたびに、ぼくは茶色を思い浮かべる。まるで砂漠を走るジープのような、そんなイメージがこの香水にはあるのだ。

NOTES

Top notes
Lavender, Bergamot, Aldehydes, Coriander, Green Notes, Artemisia,
Neroli, Lemon

Middle notes
Carnation, Cinnamon, Tarragon, Rose, Cyclamen, Jasmine;

Base notes
Leather, Oakmoss, Sandalwood, Musk, Patchouli, Cedar, Amber.

当時はあまり感じなかったけれども、今この香りをかいでみると、非常にペンハリガンっぽい律義さを感じる。非常にスマート。隙がないというか。できる男っていう感じがする。ぼくはこういう香りのことをいつも「理髪師がいる」って言っているんだけどね。そつなく仕事をこなすけれども、しっかり遊ぶときは遊ぶ。そんな大人な香り。当時のぼくは、そういう大人に憧れていて、この香りを自然と選んだいたのかもしれない。
でも今はどうだろう?ちょっとぼくはもうこの香りは卒業したかなっていう感じもしなきにしもあらず。

My Evalution

★★