第251夜 Desert Caravan
ウードの中に横たわる甘いフラワリーな香り
DATA
Name:Desert Caravan
Brand:The Gate Fragrances Paris
Lauched in 2018
Perfumer: unknown
日本未発売
My Episode
SNSのおかげで、日本未入荷の香水ブランドの情報が入手しやすくなった。今日ご紹介するThe Gate Fragrances Parisも、SNSで知ったブランドだ。
ウード系の香水にもかなり力を入れていて、4種類のウードを出している。その中の一本がこの「Desert Caravan」である。
ぼくは4本一緒に注文したのだが、4本ともまったく違ったウードの香りがして面白かった。
ただし、果たしてこれらの香りが万人受けするかというと、そうとも言い切れず、微妙なところだ。やはり、かなり濃いんである。どの香りもウードが前面に出てきていて、それを良しとするかどうか。
ぼくもウードはかなり好きな方だけど、The Gate Fragrances Parisのウードは癖が強くて、正直に言うとそんなにしょっちゅうつけたいという感じではないし、お値段もそれなりに高い(3万円ぐらい)から両手離しで受け入れられない。
さて、その中で一番ぼくの鼻に馴染んだのがこの香りだ。
ウードの癖の中に、濃厚な甘さが横たわっている感じ。
今日はこの香りをつけて買い物にでかけたのだが、ふとした瞬間に胸元からこの香りが漂ってくると、ウードの香りと少しフローラルな薔薇の甘さがほんのりと感じられて、そこがとても気持ちよかった。
NOTES
Top notes:Mandarin Orange, Olibanum, Yuzu, Ambrette (Musk Mallow)
Middle notes:Nutmeg, Damask Rose, Cedar Needles, Orange Blossom
Base notes:Agarwood (Oud), Guaiac Wood, Cedar, Musk, Leather, Patchouli, Castoreum
トップのユズやマンダリンオレンジがウードの独特の臭みのようなものを和らげている。でも、やっぱりウードの香りはそれなりにするので、苦手な人は苦手かも。
My Evalution
★★★★
4本のウードの中では比較的纏いやすいとは思うけど、果たしてこれが3万円の価値はあるかというと非常に微妙。これは個人的見解ではあるけど。